消えた論文

恩師である故ダリレイ博士の論文をさがしています。
ルテチア峠を通ったとき、盗賊におそわれてなくしてしまいました。
情報を待っています。  地理学者コールマン   

(ルテチア峠。マーシュとモンブランがやって来る。)
マーシュ ねぇ、モンブラン。
(振り返る。)
モンブラン クポ?
マーシュ 盗賊が論文の価値なんてわかるのかな。
モンブラン クポポ?
わかるかも知れないクポ。
盗賊だって金目のものばかり狙うとはかぎらないクポ〜。
(俯く。)
マーシュ うん、まぁ、そうなんだけどね。
(顔をあげ、モンブランの近くへ。高台を見上げる。)
マーシュ あれ・・・? 誰かいるみたいだ。
(モンブランも見上げる。)
(高台。ン・モゥ族白魔道士が人間族シーフに詰め寄っている。)
白魔道士 これじゃない! これはダリレイ博士の論文だ。
頼んだのはコールマンの方だぞ。
(シーフ、頭を振る。)
シーフ そんなの知らないね。
オレたちは言われたとおり論文を盗んだだけさ。
白魔道士 ・・・報酬は、半分だ。
シーフ そりゃないぜ! それだって苦労して盗んだんだ!
(画面、マーシュとモンブランの方へ。)
モンブラン マーシュのカンも捨てたもんじゃないクポ。
黒幕がいたクポ〜。
(マーシュ、モンブランを見る。)
マーシュ 感心しなくていいよ!
そんなことより論文をとり返そう!
(モンブランにぶつかるのも気にせず、走る。)
(下から盗賊たちに呼びかけるマーシュ。)
マーシュ 盗んだ論文を返すんだ!
(シーフ、白魔道士、マーシュたちを見る。)
シーフ なんだ? ガキじゃないか?
白魔道士 ただの子どもじゃないぞ。 どこかのクランメンバーだな。
コールマンの奴、論文さがしをクランに依頼しやがったんだ。
シーフ 商売がたきか。
なら、相手がガキでも手加減することないな!
(指笛を吹く。敵クランメンバー登場。)
(エンゲージ開始。)

(全ての敵を倒す。)
マーシュ エンゲージにもだいぶ慣れてきた・・・かな?
(エンゲージ終了。暗転。)

(高台で論文をチェックしているマーシュ。側にモンブラン。)
マーシュ えーと・・・これが目次だから・・・。
モンブラン ちゃんと全ページそろってるクポ?
(論文をしまう。頷くマーシュ。)
マーシュ うん、大丈夫。 全部あるよ。
これを持って峠をおりればクエストは無事終了だね!
(モンブラン、頷く。)
モンブラン クポ〜。 マーシュはよくやってるクポ。
いい調子でクエストをこなしてるクポ〜。
(頭をかくマーシュ。照れている。)
マーシュ えへへ、そうかな。
モンブラン もうちょっと先にしようと思ってたけど、
これならすぐにクラン競争へ入れそうだクポ。
マーシュ クラン競争?
(頷くモンブラン。)
モンブラン ひらたく言えば、クラン同士のなわばり争いのことだクポ。
(飛び跳ねる。)
モンブラン なわばりを広くすれば情報を安く買えるとか、メリットがあるクポ。
今よりずっと、手がかりをさがしやすくなるクポ。
マーシュ なわばり争いってことは、他のクランとエンゲージするの?
モンブラン たまにだクポ。
(マーシュ、モンブランから視線を外す。)
マーシュ ・・・ぼく、モンブランに迷惑かけてないかな?
(首を振るモンブラン。)
モンブラン クポポ〜!
そんなこと、気にしないでいいクポ。
(マーシュ、頷く。)
マーシュ ありがとう、モンブラン。
(モンブラン、飛び跳ねる。)
モンブラン さて、これからは忙しくなるクポ。
覚悟するクポ〜〜!
(頷くマーシュ。2人、高台から降りていく。暗転。)
(クエストクリア。拠点シンボル、「ヌーベスの森」入手。)

(街に移動することでイベント発生。)
(パブのカウンター。マスターがマーシュに話しかける。)
マスター やぁ、マーシュ。 おつかれさん。調子はどうだい?
マーシュ うん、悪くないよ。
マスター そいつは何よりだ。
最近、クラン競争のせいでけっこう大変なことに
なってるみたいだからな。
(マーシュ、頷く。)
マーシュ へぇ・・・そうなんだ。
マスター 国中をあちこちうろついては他のクランと
エンゲージする連中が増えてるらしい。
なわばりを広げるのに必死ってわけさ。
用がないなら近づかないようにすることだ。
いちいち相手にしてたらキリがないぜ。
ま、中には話をきいてくれるクランもあるだろうがな。
(頷く。)
マーシュ 情報をありがとう。 気をつけることにするよ。
(パブを出て行く。暗転。)
クエスト【消えた論文】クリア。
拠点「ヌーベスの森」出現。


RUMOR
【クラン競争激化!】
クラン同士によるなわばり争いがはげしさを増している。
このクラン競争は、ボルゾイクランが台頭したことにより始まったわけだが、
今やイヴァリース中の全クランを巻き込むこととなっている。
というのも、なわばりを広げることでアイテムが低価格になったり、
パブでサービスが受けられたりといったメリットがあるためだ。
クランにとってプラス要素がある以上、この状況はしばらく続くと思われる。